カードゲーム初心者が上手くなるには?
どうも皆さんこんにちは。
ダンテです。
アクセス数も伸びてきているようで嬉しい限りです。感謝の気持ちでお腹いっぱい。
で、前回の記事に「ランプ千年ロイド」のデッキコンセプトを載せたんですよ。そしたらデッキサンプルを見たいとのコメントを別場所で頂いたんです。その時ふと思ったのが
「コピーデッキを最初から使う人って本当に強くなれるのか」
という疑問。いやまあ「それで強くなるんだぜぇ…俺はよぉ!」って方はそれでいいと思いますよ。やり方は人それぞれです。でも僕はコピーデッキから入った初心者が強くなるのは難しい。そう思っています。
といった感じで今日は
「カードゲーム初心者が上手くなるのに必要な段階」
について説明していこうかと思います。
僕自身COJPのとある時期5位というランカーをやらせていただいたのでそれなりのことは書くつもりです。
ただ、他のやり方もあるとは思います。何度も言いますが俺は違うんだって思う方はそっちをやっていただいて結構です。これに関しては歴史長く議論の余地ある話ですから。
あと勘違いしないでいただきたいのがコピーデッカー全般を悪くいうものではないということ。他者の模倣も大事です。
というわけで、前置きが長くなりました。
今日は僕自身がカードゲームを上達していくにつれて辿った軌跡を参考に解説しようと思います。
↑Twitterのヘッダーに貼ったこの画像しか残ってなかったorz SiOが僕です。
1、最初はスタンダードデッキどうしで友達と対戦しよう!
なんで初期デッキなんだろうってね。思うと思うんですよ。
初期デッキを使うことの利点は大きく3つあります。
・大まかなルールが覚えやすい
・「これはどんなゲームか」を分かりやすく知ることができる
・環境デッキがどのくらい強いのかを後々肌に染みるように実感できる。
この2つに尽きるんですよ。んなもんルールブック読めやと言いたくなりますが、習うより慣れろ、実戦でやってみないと掴めない感覚ってあるんです。
5戦前後もやれば大体ことは分かると思います。
あ、ちなみに経験者側は時々敢えて負けて相手を褒めちぎるといいですよ。ドハマりさせられます。
ここがスタート地点というわけですね。
2、カードリストを眺めてみよう!
これはカードの効果とか詳細が載っているリストのことです。
ゼノンザードではカードリストと言ったリストを僕は現地点では知らないので全カードをずーっと眺めていました。
初心者に限らずカードを眺めると色んな発見があるんです。このカード可愛い、これ強そう、この色使ってみようかな、とかね。初心者には特に色々新鮮なことが多いと思うんです。
この「好奇心」こそがはじめの一歩。モチベーションに繋がります。フィギュア並べて鑑賞するのと同じ感覚なんじゃないかな。
しかも、これをやっておくと行き詰まった時に「デッキを見直す」際参考になることがしばしばあるんです。「あぁ、あんなカードあったっけ。使えるんじゃね」ってね。
3、自分でデッキを組んで対戦してみよう!
実際に初心者本人にデッキを組ませて、相手は中堅クラスのデッキで対戦します。ランクマとかあるのでしたら実際に行き詰まるまで潜らせましょう。
自分でデッキを組むというのは様々な経験になるんです。
一番は試行錯誤するという能力が身につきます。今組んだ自分のデッキでどうやって相手の強いカードを返すのか、この技術が後々すっっっごく生きます。
自分のデッキに何が入っているか、どんなことをされると辛かったか、じゃあどうすればいいんだ、あのプレイングがまずかったのか、デッキにそもそも返せるカード自体存在しないのがいけなかったのか。
色んなことを考えて、カードゲームにおける創意工夫を学べるんです。ここが一番重要なところなんですよ。
他にも、項目2で「ふーん」としか思っていなかったカードが思ったより強くて効果を覚えてしまった。こういう経験とかもできたりするんです。
この項目3のスパンはめっちゃ長いです。というかめちゃくちゃ大事な期間なので長めに取ってください。数ヶ月取っておくと技術が格段に上昇します。めげずに頑張ってほしい期間です。
4、お待ちかね「環境デッキ」を握ろう!
繰り返し言いますがこれをやっていいのは本当に行き詰まってからです。項目4で説明した通り、創意工夫を繰り返してからでなければ意味がありません。というのも、
「これの作者はどういう意図を持ってこんなデッキにしたんや」
ってことが分からないからです。最初っからそんなデッキを使っても豚に真珠、全然使いこなせません。ランクマッチ中盤に差し掛かって、同じデッキで対決することになった時に「工夫する力」が成熟していなくて負けます。
でも本人は強いデッキ使ってるから最強の気分でいる。なんで負けるんや、つまらん。こういう悪循環が起こります。これじゃいかん。
でもちゃんとこの順序でやって来た人は「相手を読む力」とか「相手のやりたいムーブに対処する力」とか「デッキの質を上げる力」とか備わって色んなことができるようになってるんですよ。プレイングスキルが格段に上昇して勝てるようになってるんです。
あとは試行錯誤を繰り返して上級者になるだけ。簡単だけど時間がかかります。でもめっちゃ上達できます。僕は少なくともこのやり方で上達してきました。
↑残ってた画像からテキトーに引っ張り出した。僕自身もデッキ構築力はまだまだ未熟です。
じゃあ一番最初の話、なんでコピーデッカーは上達するのがめっっっっっちゃ大変だと僕は考えるのか。ここまで読んで頂いた方は分かると思います。
「創意工夫する力が未熟だから」なんです。
だってそうじゃん、今目の前にあるデッキレシピですら何したいのか深いところまで分からんのに実戦で不明瞭な相手のデッキを予想して戦うとかできるか?無理やろ。
僕が知っている上手なカードゲーマー達は己が上達する方法を心得ているし、何なら自分でデッキを組むことがすごく上手です。特にCOJP1位だった「超絶可愛いあの人」とか環境トップのデッキをガンガン創作してたもんな。すごいや。
そう、「強い人が創意工夫して強いデッキを生み出し、更に使いこなす」のであって、必ずしも「なんかセンスがいい人が作ったデッキを強いっぽい人が運用しているわけではない」ってことなんです。
今日伝えたかったのはこれなんですよこれ!
同じコンセプトのデッキでも強い人のソレは完成度が格段に違いますからね。
「エンジョイ勢が組むファンデッキ」と「ガチ勢が組むファンデッキ」だと後者の方が完成度が高いっていう皮肉話もあるんです…
項目1→2と3を繰り返す→マジで行き詰まった時に4これを繰り返すことで真の力が身につきます。特に2と3は長く繰り返してください。
ゼノンザードからDCG始める人ってはβテスト中は4に移行しないくらいでいいです。
とまあここまで大事なことは全部話したつもりです。創意工夫が出来る人はマジで上位層と対戦する時でも臆することなく戦えると思います。今からでも強くなりたい人は自分でデッキ組んで戦うという段階を踏んでいただきたいものです。
最初から強いデュエリストなんかいない、あの武藤遊戯だって(あ、いや、本当かなぁ)…
ということで今日からあなたも立派なデュエリスト。みんなも一緒にデュエル・スタンバイ。
長めの記事になったけど読んでくれた方ありがとう!
それじゃあ今日はこの辺で。good-by!
Twitter@Games_Dantes
フォローしてくれるとウォレス3枚並べた時くらい爽快に飛び跳ねます。